日本の人口の10分の1が暮らしている東京では、多くの人々から永代供養の施設が必要とされています。この地域に住んでいる人たちの多くは、東北地方や中国地方など様々な場所から移住してきたため田舎に墓地を所有していることがあります。進学や就職で移ってきた人たちが東京を生活の拠点とするようになると、再び田舎に帰るのは困難です。十分な進学先や就職先のない地方都市に帰りたいと考える人はあまり多くありません。

大都市ならば進学や就職など人生設計を豊かなものにできる可能性があります。先祖代々のお墓を田舎で相続したとしても、帰省するのが難しいというケースが多く見られます。墓地だけでなく住宅や山林などを相続して困っている人たちも大勢います。不動産や土地を相続すると、管理しなければ草木が生えて周辺の人々とトラブルになることがあります。

売却したくても買い手が見つからず、メンテナンス費用や固定資産税だけがかかるという問題が存在します。先祖代々の土地の住みお墓を守り続けるという発想が成り立たなくなってきています。田舎には相続人がいなくなり荒れ果てた不動産や墓地が数多く存在します。多額のコストをかけて住宅や墓地を造ったとしても、管理者がいなければ荒れ果ててしまいます。

東京では霊園や寺院などの団体が運営する永代供養の施設が人気です。管理者がいなくなっても供養が続けられるため墓地が荒れることはありません。田舎へ帰省したり墓地の管理を行うのが難しいと考える多くの人たちが、東京にある永代供養の施設を利用しています。